真っ白な血

三限も終わり、12時半。

今から昼食兼、昼休みだ。

「食堂に行こ!」

「いいよ〜」

輝月に誘われ、私たちは食堂に向かう。

母が作ってくれた弁当と財布を持って、食堂や売店で何を買おうか迷った。

「このプリン美味しそう……」

「買おーか?」

「ううん、そんな気遣い大丈夫よ。ありがとう。おば様、このプリンをください」

「はいよ。ありがとーね」

「いいえ。こちらこそありがとうございます」

そうして輝月と一緒に屋上に向かった。

屋上は利用者が多いけれど、一つだけ死角の場所がある。

そこは誰も近づかない代わりに、私たちが使っている。

時々、カップルの喧嘩の声が聞こえるけれど。

今日もどうやら誰かと誰かの声が聞こえる。

「……とのせいで……! ふざ…………たい……に………!」

少し距離があるようで、あまり詳しくは聞こえない。

けれど私ははっきりと女子生徒が“あかと”というのが聞こえた。