カッ、カッ、カッ、とヒールを鳴ら

しているのは私の足だ。ビルが立ち並

ぶ首都・ソウルでも比較的大

きなビルに私は入る。なぜなら職場だ

からだ。
 
このビルは、大手食品メーカーの会

社ビルでそれぞれのジャンルの食品ご

とで課が違う。ちなみに私_チョン・

ハヌル_は冷凍食品を扱う『冷凍食品