そうだろうな。

「…好きだ。だから、結婚を前提に俺

と付き合ってください」

そう言ったあと、俺はポケットから小

さな箱をだす。彼女の口は開きっぱな

し。そりゃそうだ。初めて出会った時

から俺らは、仕事上の関係でしかなか

ったんだから。でも、好きになっちゃ

ったなら仕方ない。本当に、俺は変わ