放課後になり、朝話した作戦を開始する。私が紅羽君と一緒に図書館で勉強を誘わないと。じゃないと作戦が出来ない。廊下に出て、紅羽君のクラス前に待ち構えていた。
しばらくすると、紅羽君が教室から出てきた。運が良い!今日は紅羽君1人でいる。よし!
「紅羽君!」
「あ、菜野花ちゃん。今帰るの?」
「それなんだけど、テスト勉強に付き合ってくれる?私赤点だけはまぬがれたくて。」
「全然いいよ!」
やった!成功。2人で図書館に行き、勉強道具を取り出す。紅羽君とテスト勉強できるなんて。幸せだ・・・。
「どの教科?」
「えっと、言語がちょっと。」
「OK。」
こうして、紅羽君との勉強が始まった。紅羽君の説明が凄くわかりやすかい。さすが学年1位。頭良すぎる。
「今日はありがとう。」
「どういたしまして。俺、教室に忘れ物したから玄関で待ってて。一緒に帰ろっ。」
「・・・うん。いいよ。」
よし、テスト勉強をするのは達成!後はみんなが上手くいっていれば完璧だ。そう思いながら玄関に向かっていたが、途中で廊下の曲がり角から人が飛び出してきて、私も相手も倒れた。起き上がろうと思ったがそれが叶わない。私の首にドンッと衝撃が走った。そして、私の意識は途絶えた。
「ねぇ、菜野花は?」
「忘れ物したから玄関で待ってるはずだけど。」
「いないんだよ!はるはるが!」
「とにかく急いで探すよ!」
「よし、・・・で、・・・いい、しょ。」
バンッと扉が閉じるような音で目が覚めた。首の痛むところを抑えながら体を起こす。ここ、どこ?見る感じ、多分体育倉庫。
・・・もしかして。嫌な予感になりながら扉の前に行き、扉を開けようとする。思った通り、鍵が閉まっていた。閉じ込められた!嘘でしょ!ここまでするのか・・・。女子の恨みって怖い。ヘアピンはカバンの中。あれ?そういえばカバン無くない?あ、出れないよ〜。ヤバい。
誰か助けてっ!
