「夏希。咲薇。明日から朝早く学校に登校しよう。提示版の前で構えるの。」
「「 うん。分かった。」」
え、私は?
「菜野花がいると相手が警戒すると悪いから、菜野花はいつも通りの時間でいいよ。」
「・・・うん。分かった。頑張って!」
「もちろん!任せて。」
今の私は3人に頼るしかない。負担をかけるのは申し訳ない。私は全力でサポートする!
「菜野花ちゃん、周りに気をつけてね。」
「うん。気をつけるよ。」
でも、紅羽君とお話出来ないのは、何故か悲しい。
学校帰りにちょっと買い物をしようと思って、家の近くにあるコンビニに寄った。買い物と言っても、お菓子とかを買うだけだから。お菓子を手に取ってレジに並ぶ。
順番が回ってきたので、お菓子を上げる。
「あれ?菜野花ちゃん?」
「え!?紅羽君!?」
呼ばれた名前と聞き覚えのある声に驚いて顔を上げると店員姿の紅羽君がいた。まさかのバイト先・・・。
「そうだ!バイトもう少しで終わるから一緒に帰ろう!」
あの、嘘って言って。さっきから周りの視線が痛い。でも、断るのも失礼だし・・・。う〜。
「うん。分かった。待ってるね!」
また、女子の恨みを買ったことになっちゃったな。こういうお願いは断れないんだよね。私は。紅羽君と距離を置くって今日に決めたばっかりなのに。明日からは、頑張ろう・・・。あぁ、良心が痛い。
