「さて、そろそろいいかな?」

男は意外な事に、わたしが3つのケーキを食べ終わるのを待ってくれていた。余韻まで楽しんだのを、見届けてから声を掛けてくれたのだ。

少し以外だった。
優しい人なのかな?

私は少し首を傾げるように男を見る。

男は困ったように私を見ていた。