「そ、それより!今日遅刻してきたのはどうしたの、?」
どうにか話を逸らそうと朝から気になったことを鮫島くんに聞いた。
「あぁ?心春の幼稚園」
登園も鮫島くんがしてあげてるんだ。
私はお迎えだけで登園はお母さんがしてくれている。
自分の学校の準備もあるだろうに、心春ちゃんの準備もきっとしてあげてるんだろう。鮫島くんって忙しそうだな。毎日ちゃんと休んでるのかな?
「鮫島くんってすごいね!尊敬する」
「なんでだ?」
「なんでって、普通にすごいと思うから、?」
理由になっていない気がする。でも、単純にすごいと思ったんだ。
「俺はすごくない」
なんか、少し声のトーンが低かった気がした。私何かいけないことを言ってしまっただろうか。声をかけようとしたけれども生憎授業開始のチャイムが鳴り同時に先生もやってきて授業が始まった。
