今日は休日。

のんびりしながら勉強をしようと思っていたけど

「空宙乃~。話があるから下来てくれないかな。」

話って何だろう?

タッタタタッタ

下に行くとお母さんが真剣な顔をして椅子に座っていた。

「空宙乃もすわりなさい。お母さんは再婚しようと思っているの。」

お母さんからこの言葉が来るのはわかっていた。

最近、お母さんの帰りが遅かった。

お母さんは仕事と言っているけど多分違うと思っていた。

あくまでも予想だけど...。

でも私はどっちでもいいや。

お母さんが楽しいなら...。

「私は全然大丈夫だよ。お母さんの好きにしたらいいじゃん。私のことは考えなくていいから。」

「そんなことはできないわよ。お母さんの大事な自慢の一人娘だもの。今日家に行くことになっているのよ。準備できる?」

お母さんはこんな私を『自慢』と言ってくれた。

「準備はできるよ。」

お母さんは嬉しそうだった。

学校とかはどうするんだろ?

荷物まとめないといけないんだよね。

お兄ちゃんができるって言ってたよね。



ー10時30分頃ー
「空宙乃~。いくわよ。荷物は大丈夫だから。」

そろそろ行く時間。

お兄ちゃんにも会えるのかな