千秋先生は極甘彼氏。


 
 

 「脱がすよ」

 とうとう最後の一枚を剥ぎ取られてしまった。
 生まれたてのまま、というには色々と発育しているけれど、それでも私はついにすべてを曝け出してしまった。

 「恥ずかしい?」
 「…うん。だから柾哉さんも脱いで」
 
 彼はまだ上半身しか見せてくれない。ズボンも履いたままだ。だけど時折固くなったものが触れてちゃんと反応してくれているんだと思うと嬉しくなる。

 「私ばかりずるい」
 「男は見られても恥ずかしくないんだよ」
 「私が見たいもん」
 「…パンツだけまだ履かせて」

 苦笑した彼がズボンだけ脱ぎ捨てた。黒いボクサーパンツのお臍の下から脚の付け根まで盛り上がっている様子がわかる。

 「…後で脱いでね?」
 「それはね。脱がないと挿れられないし」
 「そ、そうじゃなくて」

 緊張よりも好奇心が優った。今変なスイッチが入っているからどんなことも言えそうで怖い。

 「…男の人の、見たことなくて」
 「…ん?」
 「見てみたい、です」

 なんてことを言っちゃってるのーーーーーーっ!
 なんでも言えそうだと思ったし変なことを言ってる自覚はある。

 思わず両手で顔を隠しながら「変態ですみません」と謝った。

 「っ、ふははっ」

 そろりと指の隙間から千秋先生の様子を伺う。自分がとても失礼でど変態な発言をしているため、どうして笑われているのかわからなかった。

 「コレ見たいってこと?」
 「そ、そうです」
 「見るだけでいいの?」
 
 艶やかな声が意地悪く問いかける。

 「…触りたい、です」
 「触りたいんだ?」
 「…う、はい」

 クスクスと忍び笑いが落ちてくる。彼は優しく私の頭を撫でながら「いいよ」と言ってくれた。

 「そのかわり後で」
 「…あと?」
 「うん。そろそろ果穂の中に挿りたい」

 まだ指すら入っていないのに、もうアレが入るのだろうか。
 私の疑問に気づいたのか千秋先生が頭を撫でてくれる。

 「大丈夫、なるべく痛くないようにするから」
 「…本当?」
 「うん。このあとたくさん解して果穂が“もう我慢できない”ってぐらい焦らしてからね」
 「…っ、なんかイジワルに聞こえる」
 「意地悪されてるのは俺の方なんだけどなぁ?」

 千秋先生の言葉に首を傾げる。彼の指が鎖骨から胸の真ん中を滑っていった。くすぐったくて身を捩る。

 「さっきから色々と予想外のことばかり。可愛すぎて無理なんだけど」
 「…っ、ご、ごめんなさい」
 「俺のベッドに果穂が裸でいるだけで理性が飛びそうなのに、煽るようなことばかり言うし」
 
 わかってる?と聞かれて視線を彷徨わせて少し躊躇って頷いた。

 「それわかってないから」
 「…だって」
 「果穂はもう存在してるだけで可愛いってわかって」
 
 え。そんなのどうしろと…?