高校入学がもう少し、そのため学費をためている。
その日はバイトで遅くなり、アパートまでの暗い道を歩いてた。
今日は遅くなった、現在22時
家に帰ってもだれもいないから、怒られないけど。
まともな店の場合、この年じゃ働けない。
だから、繁華街にあるかなり緩めの店を狙って面接を受けた。
名前だけでは入れた。
そんなこんなで今日もバイトを終え、やっとの思いで帰路に着いたというのに。
繁華街をもう少しで抜けるというとこで、いつもは何気なく通り過ぎる路地裏に気配を感じた。
「.........。」
普段ならいや普通なら無視する、無視する、が...。
あの向こうに力無く座り込む青年は、一体どうしたのだろうか。
