ふと、私の目の前に飛び込んできたもの。



それは........................〝笹飾りと短冊〟



小さい頃から、毎年来てる七夕祭り。



気づけば、物心ついた頃には、
私の家族と、七星くんの家族と一緒に来てて。



毎年一緒に書いている短冊。



私が、7歳の誕生日の日。



『会うのは1年に1度がいい!』



そう書いたあとは、
〝1年に1度〟に変わったけど。



それでも、毎年一緒に書いてた短冊。



私は、短冊を書こうと思って、
笹飾りの近くにあるテーブルに近づいた。



書くこと............ううん。



書きたいことは決まってる。



だけど、〝これ〟を書けば
10年前の自分を裏切ることにもなる。