先生 ♀ × 生徒 ♀

「暗いね...」


あたしは言った。


「きゃっ...」

「ふふ...」

「何よ」

「別にぃ?」


最後まで遥は顔色変えなかった。

あたしが一人で騒いでるだけだった。


「いつまで手繋いでんのぉー?」


実愛が茶化してきた。

あたしはパッと手を離した。


「可愛かったよ」


そう小声で耳打ちしてきた遥。

あたしは自分の顔が一気に赤くなるのがわかった。