「.......ったく、陽咲は大袈裟なんだよ(笑)」

「だって...」


保健室の先生が居なかったので、実愛が遥を呼んで来てくれた。


「ほっぺたに絆創膏...だせぇ.....」

「文句言わなーい」


幸い、指も病院へ行く程ではなかった。


「大した怪我じゃなくてよかった」


遥はそう言ってあたしの頭を撫でた。