溺愛彼氏★失恋したらチャラ男が一途な本性を現しました

 ーーその後、バイトを終えて裏口から帰るところ、告白の場面に遭遇する。

「ミユ、お疲れー。ちょっと告られてるから待っててくれる?」

 そういえばマンゴープリンを食べる約束をしていたっけ。しかし、片桐は今それどころじゃないはず。彼の前には耳まで染め上げ、想いを打ち明ける人が立っているじゃないか。

「マンゴープリンはまた今度。ごめん、邪魔する気は無かった」

 片桐にではなく新人の子に言う。

「俺はすでにマンゴープリンの口になってるんだ! 今度なんて嫌だし!」

「なら彼女と食べたらいいじゃない? 付き合ってみるんでしょ?」

 感じの悪い言い方をしている自覚はある。

「さっきも言ったけど、お試しで付き合うなんて止めた方がいい。わたし達は試供品じゃないよ、思ってたのと違うって返品されるのってキツイから」

 これも新人の子に訴える。どうせ片桐には響かないだろう。

「それからもっとキツイのは返品された後も好きだし、仮初めの彼女期間が幸せだったなぁとか感じる事だよ」