「死ぬかと思った」
「ごめん
お兄ちゃんが変なこと言うから…」
「ごめん」
お兄ちゃん
私は結婚しないよ
ちゃんとおよめさんできるかな?って
心配しなくても大丈夫
「あ、ここがアパート
新築なの
職場まで歩こうと思えば歩けるし…」
「近くていいけどね
大学の時はちゃんと自炊してたの?」
「んー…したりしなかったり…」
「仕事したら学生時代より大変だから
自炊なんて尚更できないんじゃない?」
「そーかな…」
「でも自分の給料でやっていくには
外食ばっかじゃ厳しいよ」
「そーだけど…」
またお兄ちゃんモードだ
「お兄ちゃんはいいよね
彼女が作ってくれたんでしょ」
「自分でやってたよ」
「向こうに彼女いなかったの?」
「うん、ずっといないよ」
「学生時代、あんなにいたのにね
お兄ちゃんのモテキ終わったのかな?」
「作ってくれる人
いたらいいけどね…」
隣でお兄ちゃんがしみじみ言った
え…
もしかして…
「お兄ちゃん結婚するの?」
「瑛茉!前!」
キキーーーーーッッッ…
「瑛茉、オマエの運転こわすぎ!
オレ変わるから、そこ脇につけて…」
「はーい…」
そっか…
いつかその日は来ると思ってたけど
もぉすぐなのかもしれない
私はその日
笑顔でいれるかな?



