みんなが寝静まった頃
お風呂に入った
隣の部屋のお兄ちゃんの音を気にしながら
お兄ちゃん何してるかな?
お兄ちゃん何考えてるかな?
ベッドの上でずっとお兄ちゃんを想ってた
近くにいると思うと
やっぱりダメだ
お兄ちゃんのことばかりになる
トリートメントを
いつもよりちょっと長めにおいてみたり
くもった鏡を手で拭いて顔を見てみる
なにしてるんだろう…私
意識しすぎ
お兄ちゃんはなんとも思わないよ
老けたね…とか言われたりして
そりゃ3年ぶりだもん
お兄ちゃんだって…
ビデオ通話越しにチラッと見えるお兄ちゃんは
いつも私の好きなままのお兄ちゃんだった
よく見たいけど恥ずかしくて
お母さんの後ろでそっと見てた
お兄ちゃんは変わらないんじゃなくて
私はどんなでもお兄ちゃんが好きなんだと思う
お母さんの後ろに少し映り込む私に
必ずお兄ちゃんは話し掛けてくれた
誕生日の時はおめでとうって
就職が決まった時はよかったねって
お兄ちゃんはお兄ちゃんだから
お兄ちゃんがオジサンになっても
お兄ちゃんが誰かのものになっても
お兄ちゃんが犯罪者になったとしても
私の気持ちはきっと変わらない



