「山浦乙女です。お仕事中すみませんでした」
お辞儀をして顔を上げると、学生?なんで森野さんに?というひそひそ声が聞こえる。もしかして私の事情を知らないのだろうか。変に誤解されたら熊さんに余計迷惑をかけてしまう。
「あの、両親が亡くなって引き取り手がなかった私を森野さんが引き取って下さって」
「この美少女が森野警視のお弁当作ってるのよ。羨ましいわよね~」
突然背後からむぎゅっと本田さんが抱きしめながら言うと、皆余計戸惑ったような顔をしている。わぁ本田さん巨乳だ、羨ましい。
・・・・・・ん?ケイシ?
「本田」
「もう、ヤキモチ焼かないでよ」
ため息混じりの熊さんの声が聞こえると熊さんが本田さんを私から引き剥がし、本田さんは口をとがらせている。



