乙女と森野熊さん



二日目の夕方、真奈美と買い出しから帰る途中、背後から視線を何度か感じ私は我慢できず振り返った。


「どうしたの?」


出来るだけ真奈美を怖がらせないよう言わなかったけど思わず振り向いてしまい不審に思われてしまった。


「何だか視線を感じて。もしかして秋山先輩がこっそり撮影している可能性あるかも」


私がわざとらしく小声で言うと、


「先輩ならありえる!今夜問い詰めよう」


「そうしよう」


笑いながら答えた真奈美に私も笑って答えながら、家に戻ると真奈美の隙を見て秋山先輩にLINEする。

実は妙な気配を感じて秋山先輩かもという話しにしたので申し訳ないけれど話を合わせて欲しいと。

お泊まり会になって毎晩秋山先輩と真奈美の三人で通話するのが何故か決まりになったが、今夜話題に出たとき話しを合わせて欲しかった。