乙女と森野熊さん



「ねぇ、今度の連休熊さんがOK出してくれたらうちに来ない?」


私の唐突な提案に真奈美がやっと顔を上げた。


「熊さん前日から出張で連休いないの。もちろんあのマンションは熊さんので私も居候だから熊さんに真奈美が泊まりに来ることを許可得てからになっちゃうけど。

勉強会というか一度パジャマパーティーってのをしてみたかったんだ、私」


私が明るくそう言えば真奈美は戸惑いながらもパジャマパーティーという単語に反応している。


「お菓子一杯買って、ドラマやアニメとか朝まで見るの。どう?」


真奈美の表情が段々と明るくなる。


「行きたい。そして乙女のパジャマ姿写真撮りたい」


「やっぱナシね」


思わず二人で顔を見合わせ吹き出した。


今日も熊さんは帰りが遅い。とりあえず月末の連休に友達を泊まらせたいとメールをした。考えてみたら警察官の家に友達って呼んで良いのだろうか。熊さんの部屋には絶対入らないと書いたけれど。

すると一時間もしないうちにスマートフォンに熊さんから電話がかかってきて私は焦って電話に出た。