「♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎~♪︎♪︎♪︎~」

「パチパチパチパチ」

「やっぱ今年もコンクール優勝はあの子で決定ね」

「準優勝も今年もあの子ね。あの子のお母さん有名ピアニストらしいわよ。残念でしょうね。自分は世界的ピアニストなのに、その娘は、優勝が毎年取れない準優勝の子だなんて。」

~舞台裏~

「うわぁ!お母さん!今年もあの子が優勝かな~?くやし~次もがんばろ!でもあの子の演奏すっごーいきれい!私もあんな風になりたい」

「そうね~美琴。次もがんばりましょうね~!でも今の美琴でも十分素敵よ?」

「うんん!私もっともっと練習してあの子見たいにすっごーいお客さんにパチパチしてもらえるピアニストになるもん!」

「きっと美琴ならできるよ。お母さんもがんばるからね!」

「うん!」