クラスメイトは面白い奴ばかりで、見ていて飽きない。


「なぁ、渚、俺らでさぁ、もう一回案内しねぇ?一回じゃ、薫もわかんねぇだろ。」

「行くか?薫。」

「おう。」


あたしたちは、いろんなところを見て回った。

各クラスの唯たちの友達、視聴覚室、理科室、音楽室、体育館…。

何もかもが以上にデカかった。


「必要以上に金かけてんな。」

「俺も同感だな。」

「体育館広いもんなぁ。走るのしんどい。」

「圭はバスケ部だもんな。しんどそう。」

「え?圭ってバスケ部!?」


語尾に【なの!?】ってつけそうになった…。

危ない…。

本当にこんなでやっていけるんだろうか…。


そんなこんなで学校の下校時間になっていた。