伍一君は、大好きで、安心できる存在。

 私も、伍一君にとっての同じ存在でありたいな。

 私たちは柔らかく降り積もる雪を見ながら、昔のこと、今のこと、そしてこれからのこと、時間の許す限り言葉を紡いだ。

「ねぇ、ところでキホ」

 もう一度伍一君を見ると、今度は頬にキスをされて、私たちは照れながら笑い合った。

 ──ハッピーメリークリスマス。





─了─