俺の胸に眠りはじめたその同時に目を覚めた。

狸寝入りしたのはちょっと悪いなって思ったけど、そうじゃなきゃ、俺の本当の気持ち言えないんだから。

俺はお前のことが愛おしい。

「ハナ。愛し‥‥る。お前が眠る時だけはどうかこの醜い想いを言うのを許してくれ。決して俺の醜い想いは言いませんから。」

そう言って、雫を一筋落とし、姫を見つめた。

ハナをベッドにそっと置いた。

ソファーに行こうとすると、袖を引っ張られ、「アモン‥‥。いかな‥‥いで‥‥」そう切なく言ったハナを見て、抱きしめた。

そのまま、眠りに落ちた。