来年も再来年も、ずっと一緒に。

「涼音!」

 雑踏の中にいても、わたしにまっすぐ届く声が聞こえ、

「やっと見つかった」

 全力で駆けてきたのか、膝に手を当て、はぁ、はぁ、と肩で荒い息をしてる。

「壮ちゃん……なんで」

「涼音の母さんに、涼音がひとりで祭りに行ったって聞いて。なにやってんだよ。危ないだろ!」

 壮ちゃんが、わたしのことを怖い顔で𠮟りつけてくる。

「え? 大丈夫だよー。たくさん人いるし」

 そんな壮ちゃんに怯むことなくわたしは笑顔で言い返す。

「だから危ないっつってんの!」

「……でも、壮ちゃん、来てくれたじゃん」

 わたしが顔をうつむかせてそう言うと、

「おまえなあ」

 はぁ~と大きなため息をつく壮ちゃん。