今年19歳になるわたし山本涼音と、うちのお隣に住む双子の谷川亮介、壮介兄弟は、同い年のいわゆる幼馴染。
お母さん同士も仲が良くて、小さい頃からよく三人で一緒に遊んでいた。
その三人の関係が崩れたのは、わたしと亮ちゃんがお付き合いをはじめたときだから……ちょうど一年前。
このお祭りの前日のこと。
いつも通り三人でお祭り会場の神社まで歩きながら、「あ、そういえば」っていう感じでわたしたちが報告したら、壮ちゃん、目を見開いてビックリしてたっけ。
でも、一瞬あとにはわたしたちを茶化すようなニヤニヤ笑いを浮かべて、
「なんだよー。だったら早く言えって。俺、めっちゃ邪魔者じゃん」
なんて言って。
「え、何言ってんの? 邪魔者なわけないじゃん」
「遠慮すんなって。別のヤツ誘うから、二人で行ってきなー」
そう言って、わたしたちが止める間もなくどこかに行っちゃったんだよね。
お母さん同士も仲が良くて、小さい頃からよく三人で一緒に遊んでいた。
その三人の関係が崩れたのは、わたしと亮ちゃんがお付き合いをはじめたときだから……ちょうど一年前。
このお祭りの前日のこと。
いつも通り三人でお祭り会場の神社まで歩きながら、「あ、そういえば」っていう感じでわたしたちが報告したら、壮ちゃん、目を見開いてビックリしてたっけ。
でも、一瞬あとにはわたしたちを茶化すようなニヤニヤ笑いを浮かべて、
「なんだよー。だったら早く言えって。俺、めっちゃ邪魔者じゃん」
なんて言って。
「え、何言ってんの? 邪魔者なわけないじゃん」
「遠慮すんなって。別のヤツ誘うから、二人で行ってきなー」
そう言って、わたしたちが止める間もなくどこかに行っちゃったんだよね。