来年も再来年も、ずっと一緒に。

 ひとりでお祭りに来たわたしを心配して?

 ただ、わたしを探すためだけにきてくれたの?

 人混みの間から、壮ちゃんの背中が見え隠れする。

 ごめんね、壮ちゃん。

 それでもわたし、どうしようもなく亮ちゃんのことが——。


「涼音?」

 亮ちゃんに声をかけられ、ハッとして亮ちゃんの顔を見上げると、不安そうな顔でわたしのことを見下ろしていた。

「そんな顔しないで? 大丈夫だよ。わたしが好きなのは、亮ちゃんだけだから」

「……うん。ひとりにして、ほんとごめん」

「もうっ。それは言わない約束でしょ?」

 わたしがワザとほっぺたを膨らまして怒った顔をしてみせると、亮ちゃんがわたしを抱きしめる手にまたぎゅっと力がこもる。

「……もう、アメリカ戻るのやめよっかな」

 耳元で、亮ちゃんの吐息交じりの声が聞こえる。