来年も再来年も、ずっと一緒に。

「…………ごめんなさい、壮ちゃん。わたし……」

「謝んなよ。余計惨めになるだろ」

「でも……よかった。今年はまた三人で花火見れたね」

 わたしが無理やり笑ってみせると、壮ちゃんはわたしからふいっと顔をそらした。

「来年は、俺も自分のカノジョと見るからな。もう、おまえらには二度と付き合わねえ。自分のカノジョの面倒くらい、自分で見やがれ、クソ兄貴」

「ああ。わかってる」

「壮ちゃん! あの……ありがと」

「……んじゃ、帰りはきっちりバカ兄貴に送ってもらえよな」

 ひらっと手を振ると、壮ちゃんは人混みに紛れるようにして行ってしまった。