ねぇ 「あんたなんか要らない」

そう言ってやりたい

ねぇ でもひとりにしないで




錆びついた景色の中 またいつもの道を行く

「今日で最後」 って言い聞かせながら

勝手な奴に会いにいく

なのに会えると 思えば嬉しくて

それでも胸は苦しくて 向かう足は速まって

嘘でも抱きしめられたくて

大事にされないのわかってて

また同じこと繰り返して

わがままに付き合ってるだけ




「どうして 私じゃだめなの?」

「どうして こんなに好きなのに」

「どうして 私に嘘つくの?」

「どうして? どうして? どうして? 私を愛して!」



散らかった部屋 煙草の匂い 革のソファー

何度もここに来てるのに 私の存在はない

いつも通り あなたは優しい

知らない女子からまた着信

あんたは何の悪気もなく

私を簡単に傷付ける

耐えきれずに部屋飛び出しても

追いかけて来ないのわかってる

私が投げ出せばすべて終わり




「どうして 私を責めるの?」

「どうして 私を裏切るの?」

「どうして 私傷付けるの?」

「私だけを愛せない?」

「本当の気持ちを教えて」

「隠さないで 彼女は誰なの?」

「お願い 私を捨てないで」

「大嫌い 大嫌い 大嫌い 大嫌い ばかみたい」



ねぇ あなたにとって私は 一体どんな存在?

もしあなたを失ったら 私は生きられない

もうあんたの為に 泣きたくなんかないのに

その甘い言葉に惑わされたくはないのに

また今日も言えない 「さようなら」

そばにいたいだけなのに



恋人のふりやめて

わざとらしく 優しくしないで

もう私を惑わさないで

これ以上 私を傷付けないで


「どうして 私じゃだめなの?」

「どうして こんなに好きなのに」

「どうして 私に嘘つくの?」

「どうして? どうして?

どうして? どうして? どうして!」

「どうして 私じゃだめなの?」

「どうして こんなに好きなのに」

「どうして 私に嘘つくの?」

「愛して 愛して 愛して 私を愛して 」







加藤ミリヤ 「WHY」