何度 重なったって 積もるのは虚しさです

夏の夜風 蛍の光 恋をまた切なくする

愛を告げるほど 遠ざかる気がしてさ

嫌われない 丁度いい距離 保つのが上手くなった


ゆらゆら揺れる私 ズタズタになる心

傷の舐めあいを 続けてしまうの



熱い夏のせいだ バカになったのは

無邪気に笑うような 「ワタシ」を演じてる

「汗も流したいし」 と笑って誘う君

まぁいっか 涙も一緒に流せるし



抱きしめてほしくて 先に抱きしめたの

キスしてほしくて 先にキスをしたの

裸より深い 心の底に 愛のしるしが残ってほしい


蛍みたいな私 夜しか灯らない光

朝や昼だって 光りたかったな



熱い夏のせいだ バカになったのは

君が好むような 「ワタシ」を演じてる

「少し休もうか」 と決まって言う君

まぁいっか もうちょっと一緒にいられるし



通知が来たって わざと返事遅らせたり

大して興味のないフリで精一杯

隣で寝たって 側にいれる証ではない

気付いたうえで 会ってたのに



熱い夏のせいだ バカになったのは

無邪気に笑うような 「ワタシ」を演じてる

「汗も流したいし」 と笑って誘う君

まぁいっか 涙も一緒に流せるし

まぁいっか もうちょっと一緒にいられるし




五十嵐ハル 「蛍」