「……ごめん」
「だーかーらー、唄は何もしてないじゃん」
でも……という感じだが、言い過ぎるのもあれだと思い、自分も同じように味噌汁を啜る。
「まぁ、私打たれ強いから、そう簡単に青木君のこと諦めたりしないけどね」
「直感的に、青木君とは上手くいく気がするって、言ってたもんね」
「唄も大原さんと出会った時にそう思わなかった? 運命かもって」
「うーん、どうなんだろう」
運命かぁ……。よく、分かんないや。
──と、芽衣子の力説を聞いている時に、芽衣子の携帯と同じタイミングでポロンッと、自分の携帯の音が響いた。
「あ、青木君だ」
重なったと思ったら、私や芽衣子を含む、この間肉フェスに行ったグループに、メッセージが届いている。