飲んで、のまれて 愛されて

「茉莉ちゃんは浮気とかするタイプでは無いとは思うんです」




「あー、うん…」



もちろん！

私はそういうことが出来なかった
どうしても昼間のことが頭をよぎる




「でも…、やっぱ不安じゃないですか。男として…」



裕太は下を向きながら自信なさげに言葉を放つ




「別れたいん…？」



私は裕太の腹をまたさぐってしまった




「もし…茉莉ちゃんが浮気してるなら…付き合っていけないですね…」





「そやんな…。まあ、仕事して忘れるしかないな！！」



明らかな発言を避けるために私は裕太の話をうやむやに誤魔化した




仕込みなどをしていると気付けば22:00
お店のピーク帯に入っていた



他スタッフもバタバタと動く中
22:00から出勤予定の永遠がギリギリで入ってきた



「おはようございます！！すぐでます！！」



永遠が挨拶をしてスタッフルームに入った



私はチラリと裕太の方を確認すると
裕太は無心で鉄板料理に勤しんでいた





2、3分するとバタバタと永遠が厨房に入ってきた


「永遠！ホール出て欲しい！」



私は裕太と永遠を一緒にしない方がいいと思い永遠をホールに出して私は1品料理の補助に入った