飲んで、のまれて 愛されて

私にはわかった。
これは永遠の服装だ




そして私はもうひとつ気付いてしまった
隣に立つ永遠からフワリと茉莉と同じ香水の香りがした





永遠の好きな人は茉莉の事なのだろうか





それは私にはまだ分からない



でも永遠と茉莉がバイトの先輩後輩という線を越えていることだけは確信していた。




元カレの次は永遠



茉莉は一体何人の人間を裏切っているのだろう





私はまた自分の感じた違和感にフタをした。




きっとこの時の私の判断は間違っていたんだと思う
目先の問題から逃げた





親友である茉莉を失うのが怖くて
頑張ってきたこの職場での居場所を失いたくなくて





私は全て見て見ぬふりをした