飲んで、のまれて 愛されて

「蓮どうしよ、、、朱羽ちゃん倒れてしもたんやけど…」


「もしかして、朱羽に酒飲ました??」


蓮は朱羽に、おーいと声をかけつつ俺に質問を投げてきた


「ダーツで負けテキで1杯だけ…」


俺は正直に蓮に伝えた


「あー、朱羽。お酒あかんねんなぁ…」



「え、、、まじ???」



いやいやいやいやこの見た目で飲めませんは意外すぎるやろ…!


悪いことしたかも…
にしてもたった1杯で倒れるとか誰が予想できる…???


蓮から聞くところによると吐くとかの粗相は無いけど
およそ1人で帰れる状況でもないとの事…


「もうひとり来るって言ってたのに、その子もなかなか来やんしな…無くなったんかな??」


蓮は彼女がおるから絶対連れて帰られへんし
純もベロベロで絶対連れて帰られへんし…


もうひとり来る子ももう多分こやん感じやし…


え、これ俺が連れて帰らなあかんやつ…??


いやいやいやいやいやいや!!!
初めましての子を家連れて帰るのやばいやろ!!


俺はちらりと蓮の方を見る


「いや、俺しか鍵もってないし。お前明日出勤ちゃうし、俺は純連れて帰るから無理やぞ」



俺の考えることはお見通しだったらしい
蓮に釘を刺されてしまった



「いやいや俺も男やし、こんなん連れて帰ったら何するかわからんよーー??」


動揺が強すぎてふざけて見せた

俺は元嫁と別れてから女性と付き合ったこともそういう行為をしたこともない

もちろん女の子を家に連れ帰ることもない




「Flowerの蘭が飲ませたんやったら蘭として責任取れ!」


ぐうの音も出ない…

俺は渋々タクシーを広い朱羽ちゃんを連れて自宅に帰った