「ごめん、突然来て。」


エレベーターの中で、自己嫌悪に陥っていた私は落ち込んだ様子で彗に謝った。



「あ、いや、そんなんじゃなくて、」


って、焦りながらも部屋の中を気にしてる様子の彗。


「これ、今度履修する授業ね。ちゃんと読んどいて。」


クリアファイルに入った資料を渡す。


「うん、分かった。いつもさんきゅ」


「じゃあね、」



帰ろうと回れ右した瞬間、何者かの力でドアが全開に開いた、



「あーー!!海ちゃん!!」



「え!?」


振り返ると目の前に何故か、宙さんがいる。


へら〜って笑っていつもの癒しスマイル。


「え!本当だ!海ちゃんも飲もうよ!」


恒さんまで出てきた。



「いや、海は…」


困った様子の彗。