私は西の国のお姫様でした。

まぁ・・・もうお姫様ではないのですが、これからどうしたものかと・・・

---

腹違いの妹がいますが、男の子が生まれなかったとかで後継者問題というやつでしょうか?

私は東の国の王子 (次男) と政略結婚をすることになりました。

見た目も性格も申し分なくとても良い縁談だと思っていたのですが

なぜか彼の姉がいつも一緒にいます。

ブラコンなのかシスコンなのか両方かもしれません。

彼女は剣の使い手でかなり強いとかなんとか自由にしているそうです。

彼の兄弟は長男、長女、次男 (彼)の3人。

長男はすでに東の国の王になっています。

妹は南の国に嫁ぐことが決まっています。

---

結婚式でそれは起こりました。

クーデターというやつでしょうか?

結婚の誓いをたてる時にそれは起こりました。

自国の騎士たちが国王と王妃をとらえます。

何が起こっているのか理解出来ませんでした。

剣を抜いた兵士がこちらを包囲します。

妹「お姉さま、逃げてください」

逃げるといってもどこへ?この子はどうする気だろう?

彼とドレスのまま教会の裏口から外へでます、どうやら姉もついてきたようです。

兵隊が何人か追ってきているようでした。

街の中を抜けて城に戻ろうと考えましたがどうやら自国の軍は全て敵に回ったようで

私たちを探しているようです。

王妃から何かあった時は城の北に住む魔女を尋ねるように言われていました。

2人にそれを話して隠れながら北に向かいます。

3人共目立つカッコウをしているのですぐに見つかってしまいました。

姉が道に落ちていた棒で応戦します

確かに強いようで2人組の兵士を相手に向かっていきます

黒いドレス姿でよく動けるもので

1人の剣を奪ってたたき伏せています

もう一人も倒してしまいました。

剣を拾って王子に渡します

姉は自分のドレスの裾を剣で切り落としました。

私「わたしのドレスも切ってもらえませんか?」

ウエディングドレスの裾を膝上で切り落とす

この状況はいったい

城の北に向かう途中

姉「どう思う?」

王子「西の国の軍が反乱を起こしたということになるか?」

私「あの状況だとそうなりますね」

姉「なんとなくなんだがお兄様が関わっているかもしれない・・・それとあなたの妹」

王子「・・・たぶんな」

私「そんな」

姉「お兄様が今日来ていないことと、南の国の王と連絡を取っていたのが気になる」

王子「東と南で手を組んで西を占領する・・・か」

姉「もしくはあなたの妹が首謀者か・・・」

私「まさか」

王子「俺たち3人は消されることになる・・・かな」

そんな話をしながら魔女に会いに行く

魔女に会って何か解決するのか?わらにすがる感じだろうか?

そういえば婚姻の誓いは途中だったような気がする。