俺の運命の人

駅から家が近い事もあり、奈々がもっと飛ばしてと言う事もありで、１０分位で家についた。

『剛君ち？』
奈々が不思議そうに聞く。
それは当たり前。
俺の家は市営住宅でとてつもなく古い建物なのだ。

『そうだよ、俺んち古いし汚いから奈々招待したくなかったんだけど！』


『ちょっとビックリしただけ〜いいぢゃんふるくても！！懐かしい感じするし！』

奈々なりのフォローだったのかは分からないが家をみながらはしゃぐ姿に見とれてしまった。

顔も体も凄くバランスがとれていて誰がみても美人だからだ。

明るい時に初めてみたからもっと惚れてしまった。

『奈々家はいろうか？』

『そうだね！』


俺は部屋のドアをあけた。
『剛君の部屋？シンプルでカッコイイぢゃん！』


奈々が喋った声でリビングでかっていたチワワが走ってきた。