きっともう君には会えない


それでも高校友達が出来たりしてすごく嬉しかった。


充実した日々だったけど、

ある日こんな噂が回ってきた。




『光輝君って桃花ちゃんの事ずっと前から
好きらしいよー。しかも、両思いだってー!!!』




その事を聞いてから

私は光輝に遠慮してしまうようになった。


私も好きだけど、あの2人にはきっと叶わない。




私がアイツ邪魔、やめてよ、二人の仲に入んないでよ



と言われているうちに

私は私の事を悪役だと思い込んでいた。


それは今でも変わらない。



けど、悪役だのヒロインだの言ってる前に

それよりも大事な事がある。




それを光輝に伝えなくちゃいけない。