きっともう君には会えない

“本当”の気持ち……。



「……いま伝えなきゃだめだ。早く行け。走れ。」



雷はそう言って私に傘を持たせる。



「……っ。………ありがとうっ!!!私行ってくる!!」



私は、そう言って走り出した。