ーーーーーー
「ーーーっ!!……ごほっ……げほげほっ…けほっ…」
私は起き上がると多分
肺に入ってしまっただろう水を吐き出した。
「あ、天野大丈夫か!?」
「………え?光輝…な、なんで。」
何故か隣には光輝がいた。
……え、これ夢なのかな?もしかして天国?
「あーー。天野がホームルームになっても来なかったから探しに行ったらここにいた。……みたいな?」
「……はぁ。って私、生きてる!?なんでっ!?」
息ができるし、心臓もちゃんと鳴っている。
普通肺に水溜まったら息できなくて死ぬはずなのに
「本当、良かった。」
そう言われるのと同時に
視界が真っ暗になった。


