それからも葉津乃への嫌がらせは続いた
だんだんとエスカレートして。
「……葉津乃ー?大丈夫ーー?」
「えっ……あ、うん!!どうしたの?」
「…一緒お弁当食べよ。」
最近、葉津乃はよくぼーっとしている。
まるでちょっと前の自分を
見ているみたいで
凄く怖かった。
私を庇ってくれたから
こうなってしまったとも思う。だから
私から何か説得しなきゃと
日々考えているのだが
さすがに1対10の所で
突っ込んでいくのはまずいと思う
でもやっぱりそれしか無いのかな…。
私は葉津乃とお昼を食べるため
お弁当を取り出す。その時だった


