「あっれぇ〜?天野じゃーん!!
気に入ってくれたー?そのお花ー可愛いよねぇ〜…」




あの女子集団に気づかれたようだ

やばい、どうしよう。


そう思い、目をつぶった時だった




「あんた、うちの天野に何してくれてんの?」



葉津乃は私と女子達の間に割って入った。



「は、葉津乃っ!?何してっ……」


「あぁーあなたがコイツの友達?
良く仲良く出来るよねぇ…コイツの本性も知らずに。」




……え?

なに、それ、どういうこと?




「……コイツ、あの桃花ちゃんから光輝くんを
奪おうとしてる最低クズ野郎なんだよ〜?

しかも、色んなやつ落としてきて

遊んでは捨て、遊んでは捨ての繰り返し。


人として終わってるよねー。」