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結局、お昼も食べ損ねた。食欲もわかなかったし。

目も腫れぼったい。


……もう無理。



だめだ。自分の気持ちがはっきりしてからどんどん気持ちが沈んでいってる。



「……はあ…」



鉛のように重たい気持ちで涼の連絡先を開いて、ぽち、ぽちとゆっくり文字を打つ。



『やっぱり夏祭り行かない、ごめん』



ーーこれで良い。これでいいの。



すぐに画面を閉じて、またため息をついた。




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「……ねえ、日葵」


「……どうしたの?」



声色がとっても優しいから、雫が零れてしまいそうになる。