私が今いるのは図書室の1番奥の席。
そして、出口はひとつしかない。


そう。つまり相手に気づかれずにここから出ることは出来ない状況。



仕方ない。いなくなるまで机の下にでも隠れよう.......



机の下に隠れようとゆっくり体動かしたとき手にお箸があたって机から落としてしまった。


「え、誰かいる?」


キシッ.......キシッ.......

どんどんこちらに近づいてくる音がする。



やばいやばいっ!

慌てて床に落ちたお箸を拾って机の下に隠れた。