「んー、そうだねえ。なんかほっとけない、みたいな?私、会社でもそうなんだよね。年下がみんな可愛くてさ。アキラ君のこともついつい気になっちゃって。それに…」
由里は言葉を選びながら話した。
「なんだろ、なんかアキラ君から『このまま一人にしておいたらいけないオーラ』が出てる気がして。本能的に、と言うか…とりあえず『一緒にいてあげたい』って思っちゃって。…ごめんね、上手く言えないけど、そんな感じ。」
由里の言葉を聞いていたアキラは、ふっと笑って言った。
「…無防備すぎですよ。よく知りもしない男を家に連れ込んじゃダメです。」
「いつもはこんなことしないよ!?でもまあ、アキラ君は変なことしないでしょ。」



