私は短冊を書き終わると2人を探した

「この屋台行きたい」

着いたのはフルーツ飴の屋台、すずはいちご飴、鳴神くんはみかん飴を頼んでいた

間に2組挟んだ後ろに私は並び、りんご飴を1つ頼んだ

「はい、お釣りとりんご飴ね」

「ありがとうございます」

お礼を伝えて屋台から離れる

2人で仲良く端に立ち止まってフルーツ飴を食べている
お互いの飴を交換しあっていたりするのを目撃してしまってこっちが照れちゃいそう

───ピンポンパンポーン

『七夕祭りにお越しのお客様、20:00より開始の打ち上げ花火に関するお知らせです。
例年、移動時に混雑が発生しております。花火開始の前に早めの移動をお願い致します。
繰り返します──』

パキパキとりんご飴を食べている最中にかかったアナウンス

2人は食べ終わっていて移動しようとしていた

私もあとに続かないと、途中のりんご飴を片手に追いかけた

だけどさっきの放送でみんな移動を始めたのか人の波のせいで2人を追えない

やっとの思いで抜け出しすと2人の姿はもう見えなくなっていた

私はここで離脱したほうがいいかな
すずにメッセージを送っとこう