「この話はもう終わり、はい解散〜」
「逃げるんだ〜?自分で話振ってきたくせに」
「次の授業なんだっけ」
「うわぁ、あからさまに話逸らした!怪しい!めちゃくちゃ怪しい!」
「うるさいなぁ!」
結局、紗良のいつもの常套テクニックにハマりかけ、危うく私の好きな人がバレそうになったので恋バナは緊急中断を余儀なくされた。
今日得られた成果は、紗良の強いて言う好きなタイプが"おしゃべりな人"ってだけだった。
今までも、女子と話すのが苦手で〜、とか言う男子相手に、地道なアプローチと会話するきっかけを作りまくって、見事カップル成立させたことはあった。
だけど、紗良の場合は、男子が宇宙人で〜、だ。
なんだよその、男子は宇宙人に見えるって!
あの端麗な容姿を宇宙人呼ばわりしてるなんて、紗良のほうが宇宙人脳だよ!
と、叫びたくなるのをぐっと堪え、まずは人間に昇格させることを大前提に、この1週間私はありとあらゆる策を講じた。


