「じゃあ、紗良は千崎くんのこと本当に好きじゃないの?」
「友達としては好きだけど、恋愛感情ではない」
「……ほ、ほんとに?」
「これ、あんま千崎の前で何回も否定するの気が引けるんだけど……」
「あっごめん、千崎くんもごめん」
倫太郎くんと紗良の話を聞いて、すれ違いの連鎖が凄いなぁ、と自分たちのことなのに感心までしてくる。
ちゃんと想いを伝えていれば、こんなに迷惑をかけることも、傷ついて傷つけることもなかったのに。
「2人とも、ごめんなさい……」
「ごめん」
私が深々と頭を下げ謝ると、千崎くんも同調して一緒に頭を下げる。
「もういいよ、無事に付き合ったんだから」
「そうそう、2人もコソコソしてたけど、俺たちもコソコソしてたんだし、お互い様だよ」
要するに、2人も恋のキューピット紛いのことを私たちにしてくれていたってことだ。
全てを知って、2人に感謝の言葉を伝えると、紗良は徐にポケットから取り出し私に「はい、これ」と渡す。
紗良の手には、クラスマッチの優勝賞品、購買券3千円分だった。
「ありがとう」
それを確かに受け取った。
誤解も、真実も、疑問も、違和感も、全部解消した後、私たちはやっと昼ご飯に手をつける。
「友達としては好きだけど、恋愛感情ではない」
「……ほ、ほんとに?」
「これ、あんま千崎の前で何回も否定するの気が引けるんだけど……」
「あっごめん、千崎くんもごめん」
倫太郎くんと紗良の話を聞いて、すれ違いの連鎖が凄いなぁ、と自分たちのことなのに感心までしてくる。
ちゃんと想いを伝えていれば、こんなに迷惑をかけることも、傷ついて傷つけることもなかったのに。
「2人とも、ごめんなさい……」
「ごめん」
私が深々と頭を下げ謝ると、千崎くんも同調して一緒に頭を下げる。
「もういいよ、無事に付き合ったんだから」
「そうそう、2人もコソコソしてたけど、俺たちもコソコソしてたんだし、お互い様だよ」
要するに、2人も恋のキューピット紛いのことを私たちにしてくれていたってことだ。
全てを知って、2人に感謝の言葉を伝えると、紗良は徐にポケットから取り出し私に「はい、これ」と渡す。
紗良の手には、クラスマッチの優勝賞品、購買券3千円分だった。
「ありがとう」
それを確かに受け取った。
誤解も、真実も、疑問も、違和感も、全部解消した後、私たちはやっと昼ご飯に手をつける。


