どんな恋でも繋いでみせます!

「俺、なんかめっちゃこの状況にドキドキしちゃってるよ」

「なんで倫太郎がドキドキするのよ」

「えっ!ドキドキしない!?だって2人付き合ってんだよ!」



静かすぎる旧図書室に響く倫太郎くんの声に、紗良が「うるさいなぁ」と言って耳を塞ぐ。



「やっと念願叶ったからさぁ……」

「念願?」



倫太郎くんの言葉に食いつくのはなぜか私だけ。

紗良は肩を竦めていて、千崎くんは苦笑いを浮かべ、倫太郎くんは机に肘をつき両手で両頬を包み込み見つめてくる。



「まだ言ってないの?サララン」

「うん」



紗良と学校に向かう道のりで交わした会話を思い返す。


もしかして、私が知らないところで、2人は何かをしてた……?


千崎くんに目線を移すと、まだ消えていない苦笑いの顔を浮かべたまま「2人は組んでたんだよ」と教えてくれる。