どんな恋でも繋いでみせます!


そのあと、担任が教室に現れ朝のホームルームが始まった。

授業が進んでいく中で、校舎内では千崎くんに彼女が出来たらしいという、まだ"らしい"という確かではない噂が徐々に範囲を広げながら話題になっていた。

そのうち、ネットニュースにでもなるんじゃないかと疑うほど、そればかりをみんなが、主に女子生徒が噂していた。


そして、昼休憩に入り、弁当を持って私たちは旧図書室に向かう。

クラスマッチの練習で久しく行っていなかった旧図書室は、少しだけホコリ臭かった。

全部の窓を全開に開放し、いつものテーブルに座って弁当を広げる。

並び順は変わっていない。
私と紗良が隣で、私の目の前に倫太郎くんにその隣が千崎くん。いつもの場所だ。



「なんか変な感じだよね〜」




何も変わっていない旧図書室、座る位置。
なのに、明らかに変わった私と千崎くんの関係に、どこか空気がぎこちない。

そんな空気を察したのか、察していないのか、やはり最初に声を発したのは倫太郎くんだった。