「この話の続きは、昼休憩の旧図書室で!」
「え?なんで?」
「私と、倫太郎の奮闘っぷりを2人にはみっちり聞いて欲しいから!」
いつもよりも強めの足音と比例し、言葉の圧も強くなっている。
かと思えば、突然足を止め振り返る。
「それより、今日は1日大変かも……」
「大変?何かあるの?」
「違う。クラスマッチの日、千崎が凛を背負ってる光景を見て一部の女子たちが騒いでるの。
あんなのただの僻みだから、真に受けないでね!」
それを聞いて、絶句というよりも、少し感心してしまう自分がいた。
一部の女子が騒いでいるという話に現実味を感じなかったのも理由の1つだけど、やっぱり学校一のイケメンが勘違いな行動を取ると、それだけで関係のない女の子たちが騒ぐのか……と、少女漫画の世界に飛び込んだみたいで感心してしまったのだ。
でも、勘違い……ではないんだよね。
今になって、なんだかとんでもない人と付き合ってしまった、と頭を抱える。
「ほらそこ!すぐに真に受けない!」
「は、はい!」
静かにしなさい!、と注意する教師みたいで、反射的に元気よく返事をしてしまう。
最初の紗良がいつもよりもずっと優しかったのは、嵐の前の静けさだっただけのようだ。
「え?なんで?」
「私と、倫太郎の奮闘っぷりを2人にはみっちり聞いて欲しいから!」
いつもよりも強めの足音と比例し、言葉の圧も強くなっている。
かと思えば、突然足を止め振り返る。
「それより、今日は1日大変かも……」
「大変?何かあるの?」
「違う。クラスマッチの日、千崎が凛を背負ってる光景を見て一部の女子たちが騒いでるの。
あんなのただの僻みだから、真に受けないでね!」
それを聞いて、絶句というよりも、少し感心してしまう自分がいた。
一部の女子が騒いでいるという話に現実味を感じなかったのも理由の1つだけど、やっぱり学校一のイケメンが勘違いな行動を取ると、それだけで関係のない女の子たちが騒ぐのか……と、少女漫画の世界に飛び込んだみたいで感心してしまったのだ。
でも、勘違い……ではないんだよね。
今になって、なんだかとんでもない人と付き合ってしまった、と頭を抱える。
「ほらそこ!すぐに真に受けない!」
「は、はい!」
静かにしなさい!、と注意する教師みたいで、反射的に元気よく返事をしてしまう。
最初の紗良がいつもよりもずっと優しかったのは、嵐の前の静けさだっただけのようだ。


